phicdy devlog

Androidアプリ開発やその他技術系の記事をたまに書きます

AndroidとかiOSとかモバイル多め。その他技術的なことも書いていきます。

SmartWatch 3を1ヶ月使ってみて

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前月ソニーモバイルコミュニケーションズから発売されたAndroid Wear端末のSmartWatch3を買いました。

SmartWatch 3を買いました - pluea engineering blog

SmartWatch3 SWR50 | ソニーモバイルコミュニケーションズ

だいたい1ヶ月くらい使ってみたので感想を書いていきたいと思います。

スマホで通知を見る回数が減った

Android Wearではスマホに来た通知をリアルタイムに受け取ることができます。

今まではスマホが振動する度に、

  1. スマホの電源をつける
  2. ロックを解除
  3. 通知領域を開いてなんの通知が来たのか確認
  4. 通知が必要なければ消す or 中身を見る

という流れでした。

Android Wearでは、スマホに通知が来ると時計が震え盤面に通知を知らせてくれます。そしてロックの解除が必要ないので、

  1. 時計を目の前に持ってくる
  2. 通知が必要なければ消す or 中身を見る

だけで通知を処理できます。

SmartWatch3の独自機能なのかAndroid Wearの機能なのかわかりませんが、腕を目の前に持ってくる動きをすると自動で盤面の電源が入ります。

なので、盤面が消灯していても盤面をタップすることなく盤面を明るくすることができます。この機能も結構便利です。

また、時計は常に腕につけているので、通知に気が付きやすいのも良い点です。

通知が必要なければスワイプで簡単に消すことが出来ます。もちろんAndroid Wear側で通知を消せば、スマホ側でも消えています。

通知を見る場合はアプリにもよりますが、対応していればAndroid Wear側で見ることができます。例えばGmailはタップすることでメールの中身を見れます。また地味に便利なのが、スマホでは2件以上メールが来ると通知がまとめられてしまって、Gmailアプリを開くしかないのですが、Android Wearではメール1つ1つを見ることができます。

対応していない場合はスワイプして「端末で開く」を選択してスマホ側で見る流れになります。

バッテリーについて

SmartWatch 3はサイズの小ささもあってバッテリー容量がそれほどあるわけではありません。

公式では約2日となっています。

また、連携するスマホ側では、Android Wearの機能をフルで使うためにGPSBluetoothを常にオンにしています。

1ヶ月使ってみたのですがスマホ・SmartWatch共にバッテリーで困ったことは特にありませんでした。

まずSmart Watch 3ですが、使う時間によるとは思うのですが、帰宅して外したときにバッテリー残量を見てみるとだいたい60~70%くらい残っています。

もしバッテリーが切れたとしても1時間でフル充電できるので、いざという時はモバイルバッテリー等で充電すればそれほど困りません。

ただ、ほぼ毎日充電する手間があるのと、充電の端子が刺しづらいという問題もあります。

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次にスマホ側ですが、Bluetoothの新規格であるBluetooth Low Energyが優秀なのかさほどバッテリー消費量は増えませんでした。

体感ですが、10%程度の増加でしょうか。

GPSに関しても常にGPSを使った処理をしているわけではないので、こちらもあまり影響はありませんでした。

ただ、常に位置情報を取得できる状態にあるので、その点は注意しないと余計な位置情報を漏らす可能性があります。

アプリについて

Android Wearに対応しているアプリがどの程度揃っているかによって使い心地が変わってくると思うのですが、 現状では概ね満足しています。

私が特に使っているのは

Wear Mini Launcher - Google Play の Android アプリ

=> Launcherを追加する

Yahoo!乗換案内 無料の時刻表、運行情報、乗り換え検索 - Google Play の Android アプリ

=> 電車の検索

Wear for Swarm - Google Play の Android アプリ

=> Foursquareのチェックイン

Wearable Widgets - Google Play の Android アプリ

=> Androidウィジェットを表示

です。

特にWear Mini Launcherは便利で、左からスワイプすることでアプリ一覧画面を開くことができるので、アプリへのアクセスが格段によくなります。

そもそもAndroid Wearのアプリ一覧へのアクセスがかなり悪いです。

アプリ一覧にアクセスするには、盤面をタップして一番下までスクロールし、「開始」を押さなければなりません。出てくるアプリ一覧も一行に一つなので非常に見難いです。

Wear Mini Launcherを入れることで、この辺りがかなり改善されました。

Yahoo!乗換案内は、予め経路を登録しておくことで現在時刻の経路をすぐに検索することができます。

急いでいるときなど、スマホを開いてアプリを開いて・・・というよりもかなり早く電車時刻の検索ができます。

最後に

Smart Watch3には概ね満足しています。これからも使い続けていこうと思います。

先週辺りにアップデートがきて、盤面のカスタマイズのAPIが使えるようになったので、ますます対応アプリが増えてくるかと思います。

まだまだAndroid Wearを使ってできることがあると思うので、新しい使い方を模索していこうと思います。